お湯

大竹工務店
6月19日の夕日

 こんにちは。茨城県かすみがうら市で大工工務店をしております 大竹工務店 大竹 俊光 と申します。

 

イレギュラーな連続。

 

そんな中、気付いたことを少しまとめてみました。

 

すまいには、様々な機器を使います。

 

そんな中でも今週は『給湯器』の問い合わせを多くいただき、自分でもそのことについていつも以上に考えてきたので、まとめたいと思います。


 『給湯器』

大概は、家の北側にひっそりとおかれて、せっせと働いている縁の下の力持ち。

 

すまいの中の蛇口をひねると、温かいお湯が出るのはこの機器のおかげです。

 

この画像の給湯器は、電気でお湯を沸かす**エコキュート

 

その他もガスや、灯油等を使い沸かすものも。

 

平均寿命は10年ほどといわれています。

 

すまいのエネルギーで使用する割合は大きいものがあります。

 こちらは、年間のエネルギーの用途別の割合を示したグラフです。(住宅のシミュレーションデータ例です)

 

見ていただくと、給湯に 40% 近くのエネルギーが使われるということが表されています。

 

その他、断熱気密を高めていますので、暖冷房の割合は小さく、照明にあっても、LED化が進み省エネに。

 

換気も効率の良いものを使うとそんなに割合は高くはありません。

 

その点、給湯というのは、かなり大きなエネルギーが必要になることは、このグラフからも読み取れます。

 

機器を入れてしまうと、節湯にも限界があります。

 

日々給湯器の技術も向上しています。

 

一つの考え方ですが、故障する前に、エネルギー、日々の燃料費なども考慮して、、効率のいいものを、定期的に交換してもいいのではないかと考えています。


今回は、この給湯器のヘルプ要請が多かったので、まとめてみました。 

 

一件目のお宅は、こちら。

 

夜までは普通に使えていて、朝気がついたら給湯器の電源が落ちていたとのこと。

 

室内コントローラーには、電源ボタンがなく対応にお困りでした。

 この機種の電源とは、画像の通り、外にあります。

 

今回は、このブレーカーが落ちていました。

 

原因

・落雷

・近隣での電気工事などによる急激な電圧変化

・外的要因

・機器本体の故障

が考えられます。

 

今回は、ブレーカーを上げ、沸き増し動作確認し、症状が出なかったため様子を見ていただくことになりました。


 もう一軒は、こちら。

 

配管の劣化による漏水

 ヒートポンプは、二つのユニットで構成されています。

 

『電気の力』 + 『空気の熱』を使いお湯を沸かすユニット = 『ヒートポンプユニット』

 

 

沸かしたお湯を保管しておく  『貯湯ユニット』

 

の二つのユニットを繋いで使用しています。

 

今回はそのユニット同士をつなぐ配管が、劣化により亀裂が入り、そこから漏水したと考えられました。

 

現場にて、信頼する設備屋さんによる対策で、亀裂部分を対策施工していただき無事に復旧となりました。

 

お施主様には、ほかにも劣化による亀裂がある可能性があることをお伝えし、経過観察していただくことで終了しました。


 最近では、世界情勢などから、給湯器も品薄で、これまでなら販売店さんに在庫がしてあり、購入できていました。

 

在庫がなかったとしても、取り寄せで2週間ほどで購入できていました。

 

しかし最近では、発注しても3,4か月は当たり前のように入ってきません。

 

そんな時だからこそ、現場で対応できたことにほっとします。

 

さらに、そのままではなく、中古の給湯器で、仮設として使用する準備も必要だと感じ、急ピッチで段取りをしています。

 

 安心してすまいで過ごしていただく為の準備を積み重ねています。


 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

大竹工務店

 

大竹 俊光

大竹工務店 株式会社

〒300-0134

茨城県かすみがうら市深谷3659-7

TEL/FAX : 029-897-0041

E-mail : toshimitsu@otake-k.com

大竹工務店(株)は、茨城県、かすみがうら市に構え、温熱(高気密高断熱)、構造(許容応力度計算による耐震等級3)を核に、すまい(新築、リフォーム、リノベーション)を基本として創り、すまいてさんとしっかりと向き合いながら進めていきたいと想っている大工工務店です。