こんにちは。茨城県かすみがうら市で大工工務店をしております 大竹工務店 大竹 俊光 と申します。
イレギュラーな連続。
そんな中、気付いたことを少しまとめてみました。
すまいには、様々な機器を使います。
そんな中でも今週は『給湯器』の問い合わせを多くいただき、自分でもそのことについていつも以上に考えてきたので、まとめたいと思います。
『給湯器』
大概は、家の北側にひっそりとおかれて、せっせと働いている縁の下の力持ち。
すまいの中の蛇口をひねると、温かいお湯が出るのはこの機器のおかげです。
この画像の給湯器は、電気でお湯を沸かす**エコキュート
その他もガスや、灯油等を使い沸かすものも。
平均寿命は10年ほどといわれています。
すまいのエネルギーで使用する割合は大きいものがあります。
こちらは、年間のエネルギーの用途別の割合を示したグラフです。(住宅のシミュレーションデータ例です)
見ていただくと、給湯に 40% 近くのエネルギーが使われるということが表されています。
その他、断熱気密を高めていますので、暖冷房の割合は小さく、照明にあっても、LED化が進み省エネに。
換気も効率の良いものを使うとそんなに割合は高くはありません。
その点、給湯というのは、かなり大きなエネルギーが必要になることは、このグラフからも読み取れます。
機器を入れてしまうと、節湯にも限界があります。
日々給湯器の技術も向上しています。
一つの考え方ですが、故障する前に、エネルギー、日々の燃料費なども考慮して、、効率のいいものを、定期的に交換してもいいのではないかと考えています。
今回は、この給湯器のヘルプ要請が多かったので、まとめてみました。
一件目のお宅は、こちら。
夜までは普通に使えていて、朝気がついたら給湯器の電源が落ちていたとのこと。
室内コントローラーには、電源ボタンがなく対応にお困りでした。
この機種の電源とは、画像の通り、外にあります。
今回は、このブレーカーが落ちていました。
原因
・落雷
・近隣での電気工事などによる急激な電圧変化
・外的要因
・機器本体の故障
が考えられます。
今回は、ブレーカーを上げ、沸き増し動作確認し、症状が出なかったため様子を見ていただくことになりました。
もう一軒は、こちら。
配管の劣化による漏水
ヒートポンプは、二つのユニットで構成されています。
『電気の力』 + 『空気の熱』を使いお湯を沸かすユニット = 『ヒートポンプユニット』
と
沸かしたお湯を保管しておく 『貯湯ユニット』
の二つのユニットを繋いで使用しています。
今回はそのユニット同士をつなぐ配管が、劣化により亀裂が入り、そこから漏水したと考えられました。
現場にて、信頼する設備屋さんによる対策で、亀裂部分を対策施工していただき無事に復旧となりました。
お施主様には、ほかにも劣化による亀裂がある可能性があることをお伝えし、経過観察していただくことで終了しました。
最近では、世界情勢などから、給湯器も品薄で、これまでなら販売店さんに在庫がしてあり、購入できていました。
在庫がなかったとしても、取り寄せで2週間ほどで購入できていました。
しかし最近では、発注しても3,4か月は当たり前のように入ってきません。
そんな時だからこそ、現場で対応できたことにほっとします。
さらに、そのままではなく、中古の給湯器で、仮設として使用する準備も必要だと感じ、急ピッチで段取りをしています。
安心してすまいで過ごしていただく為の準備を積み重ねています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
大竹工務店
大竹 俊光
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