もののねだん

買い物をする際、安いもの、いいものいろんな価値基準があるものの値段。

 

そんな日常に溶け込んでいるものの値段。

 

どんなものにも値段はあります。

 

そんな中、ふと…。

 

うまい棒の値段は、１本１２円なんですって。

 

一番好きな味は、昔は明太子味。今はコーンポタージュ味が強く、何気なく食べてしまう感じなんです😁✨✨

 

１２円が高いのか、安いのか。

 

というより、食べたいなぁ。

 

で買っています。

 

ものの値段は、それぞれ。

 

うまい棒でも、DXみたいなものもあるみたいで、少し高い。

 

お土産で、ご当地のものも、普段買ううまい棒とは値段が高くても買ってしまう。

 

不思議なものです。

それが食べるものではなくて、木材もまた様々。

この材料は、『桧の出節』というもので、床柱などに使われるもの。

これにも値段があり、それは納得して購入し、すまいのここに使いたい!!と思えるところに使うんです。

自然に育ったもの

人の手で管理して育てたもの

それらを見極め、丁寧に切り出す。

丁寧に運ばれ、皮を剥かれて、乾燥させ、梱包し、並べられて、材木屋さんに並べられる。

そこで出会い購入し、うちに運ばれ、大切に保管され、生かされるすまいを待っている。

そんなものにも、値段がある。

適正かどうか、もありますが、買いたい人と、売りたい人とのバランスで値段が決まる場合もあるんです。

また、そこからすまいてに、すまいに納まると、また値段が変わってきます。

材木屋さんから、買ってから長さを切ったり、納めのために加工をしたり、運んだり。

またそこで値段も、価値も変わってきます。

そこで手を加えることで、すまいのこの場所で生きるための準備をし、すまいてさんを見守ってくれたり、癒してくれたりするための唯一無二の存在に成長していくんです😁✨✨

なかには、『プライスレス』なものも。

娘２人に案内された場所

きれいな景色が見れる場所見つけたよ。とつれてきてくれ、見せてくれた景色。

そこは、何の変哲もない近所の坂道

そこから

「こっち向いてこの角度がいいんだよ!!」

もう、その景色が素晴らしいこともあるんですが、それを伝えてくれたこと、２人で案内してくれたこと。それを伝えたいと思ってもらえたこと。

その瞬間が堪らなく幸せで、豊かな時間、豊かな景色。

自分にとって大切な場所になりました。

この体験は、自分だけのもの。

他の人には価値のないものなんですが、自分にとってはとてつもなく大切なものなんです。

こんな出来事には、当たり前かも知れないのですが、値段なんてつけられません。

人生で一番と言っていいほどの大きな買い物のひとつは、『すまい』だと思います。

そのなかで、何も不安がなく、守られている安心感と、備えている安全、その当たり前を計画し、その当たり前を納めたすまいで過ごす時間は、災害に対する不安も、すまいのなかの涼しさ、暖かさを意識することなく、当たり前に整っている空間が広がっています。

そんな空間のなかで過ごす時間の長さは変わらなくても、割り当てられる時間は変わるんです。

家族を想う時間や、会話の時間が自然と増える。

そんな何気ない時間が、とても豊かに感じてきます。

最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。

大竹工務店

大竹俊光