身体の調子が気になるお年頃。
40を超えて、これまで何でも有だったのもそろそろ身体に出てきてしまうようになってきた気がしています。
ちょっと前のデータなんですか、
男性平均寿命は、80歳ちょっと。
健康寿命に関しては、72歳くらい。
自分の年は43歳ということは、あと37年の命、そのうち健康でいられるのは29年と限られた時間なんですよね。
この時間をどういきるのか??
というよりも、今をどう生きるのかを考えて時を積み重ねていきたいなぁなんて思っております。
それでも、身体が基本ということで、人間ドックを毎年いくようにしています。
先日もしっかり検査していただきました!!
検査は、基本的なもの。
結果は、悪いところは無し(^ー^)
ただ…。
大きくなりすぎました。生活習慣病や、メタボリック症候群などに片足を突っ込んでしまっていて、しっかり生活を見直す必要があるとアドバイスをいただきました。
っと言うことで少しずつ気持ちを入れ換えて生活することに。
まずは
食事!!!これまで即席麺のスープまで飲み干していたものを麺のみに。
お酒も少しだけ控えめに。
運動!!!有酸素運動として末っ子犬にお供していただき深呼吸しながらお散歩。
と、少しずつですが、何でもアリだったからだも、小さな一歩を意識しながら改善を目指しております。
自分の体は、自分が進んで検査をしたり、運動や、食事などを意識する事が大切なメンテナンスなんだと思っております。
それが、すまいになると、
○痛いから直して!!
○顔色悪いから病院にいく?
○そろそろ検査にいこうか??
などすまい自体が進んではしてくれません。
そこで、必要なのがすまいての気持ち!!
観察が必要になるんだと思います。
例えば、
○雨漏りしている
○天井裏から何か音がする
○いつもと違う気がする
○あそこの色が少しおかしい気がする
等
気にかけて過ごしていくだけで、全く違うんです。
具体的に今の現場では、こんな相談をされました。
ここの壁がおかしくなったので、壁の塗り替えをしてほしい。
というご要望。
加えて、そこだけではなくてその他の白壁も合わせて…。
ということできれいに、それでも最低限の手間で抑える見積もりを提出。その際も、雨漏りの可能性があるとお伝えし初期のご提案をさせていただきました。
また、今回改修工事をさせていただくに辺り白壁部分でも耐震性を高められることを踏まえ全体の耐震性を検討し、ご提案。
それら必要だと感じていただけ実行に至りました。
雨漏りに関しては、解体しないことには何もわからないことをお伝えし、作業開始させていただきました。
解体前はこんな状態で、まぁ変色しているだけなのか?と思えてしまう状況も…。
少し触るだけでこんな状態に…。
これはこの部分の交換をしないといけないことをお伝えし、部材作成。
雨が当たるところと言うことで、不朽に強い檜材を、そして、油分の多い赤身の部分を使い刻みました。
現場では、部材を納めるため、より不朽箇所を観察し、できるだけ既存の部材を痛めずに済むギリギリを。
これまでのすまいのバランスをできる限りの変えない、今後に残すために、コストを考えて検討を重ね加工に入ります。
まずは、刻んだ部材に合わせた仕口に加工しました。
次に反対側の不朽を確認
直行した土台に関しては、あまり不朽が進んでおらず、残せるところで組み換えの仕口に。柱は、埋木をすることで何とか。
っと…。増築した側の土台に違和感があり、確認すると…。
外壁を外し、確認作業。
腐りもありましたが、そこまで進んでおらずそれに合わせた形に交換する部材を加工しました。
結果、こんな形になりました。
そして、これを設置し交換完了!!
って????
大工の仕事はどこに??
そんな感じになってしまった見た目!!
表と裏はこんな感じなんです。
表と裏
笑顔の裏に、苦しい表情や努力がある。みたいな(^ー^)
積み重ねてきた作業が大きな一歩
進みました‼️
不朽土台の入換
大工のエゴ?????
技術を残すため?????
自己満足?????
新たな技術があり、強度と効率では同等かそれ以上の方法は多くあるかと思います。
なぜそれではなく、このような仕口で納めたのか?
それは、
○木で納まっているところはなるべく木を使い、最大限力を引き出したいから。
○メインのところに異質なものを入れたくないから
○すまい全体のバランスを崩したくないから
そんな想いで納めております。
経験と感、そして、現代に適した納まりをしっかりとバランスを取りながら納めたいと考えております。
雨漏り改修工事の難しさはこんな見た目からなんです。
やればやるだけ続いていってしまう。
どのように改修すれば正解なのか?
最善なのかは、症状をしっかりと見定めなければ何も検討もつかないんです。
やりながら、事細かく状況を報告し、可能性をお伝えしながら作業を進めていきました。
それでもすまいてさまはどこまでいくのか不安に、どこまでかかるのか滅入ってしまわれる。
しかし、これも発見が今だからこそ、ここまでですんでいたのかもしれません。
傷口がもっと広がり、より大がかりになってしまっていたかもしれない。
最悪のケースでは、地震でここに力が集中し、倒壊していたかもしれません。
そんな不安も、しっかり気がついたときに対処することで未然に防ぐことができます。
すまいも守ることができるし、すまいてさんのいのちもできるんです。
日頃のメンテナンスは大切なんです‼️
メンテナンスと聞いて、難しいこと。どんな風にやったらいいのか?
など思われるかもしれませんが、大切なことは、すまいを見て、感じてあげること、気にかけてあげることが、メンテナンスの一歩であると考えております。
そして、その中で少しの変化、違和感があったとしたら、信頼できるプロに相談してみてもらえればいいんだと思います。
だからこそ、すまいを大好きになってほしいと考えております。
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大竹工務店は、茨城県、かすみがうら市に構え、温熱(高気密高断熱)、構造(許容応力度計算による耐震等級3)を核に、すまい(新築、リフォーム、リノベーション)を基本として創り、すまいてさんとしっかりと向き合いながら進めていきたいと想っている大工工務店です。
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