こんにちは。
茨城県で、大工工務店をしております大竹工務店 大竹 俊光 と申します。
ブログをみに来てくださり、ありがとうございます。
今回は、家族のイベントから感じたこと、すまいの性能について触れて書いてみました。
先日、次女の9回目の誕生日を、新居にて、行いました。
飾り付け監督の妻の元、自分は風船を膨らませ、取付等の現場足元として準備をしました。
こんな感じ。
娘も喜んでもらい楽しい誕生日会ができました。
妻のセンスに脱帽です✨
そんな飾り付けの一つの『風船』
隙間なく、一回ふくらますと、空気をとどめ続けている。
時間がたつと、いつの間にか小さくしぼんでいく。
どこから空気が逃げてるのかな?
いちばんは縛ったあそこが怪しい!
などと空想してしまいます。
すまいの性能の一つ、気密に通じるものがあると感じています。
気密とは、あながないようにすること。
目的として、
①暖冷房の無駄をなくし、すまいのなかの環境向上
②断熱材の性能低下の防止
③壁の中の結露防止
④計画 換気の性能保持
とされています。
(出典:HEAT20 設計ガイドブック2021 より)
〇風船のように出るところ、入るところを明確に。
〇壁の中に充填したグラスウールなどの断熱材の熱を断つ力をフルに発揮してもらうため。
〇見えない壁の中に、湿気が入ってしまい、結露が発生、最悪カビが発生--という状況をつくらないようにするため
〇すまいの中の空気を入れ替える換気をしっかりと行うため
このようにすまいにとっては、とても重要な性能の一つなんです。
HEAT20 設計ガイドブック2021 の目標値が設定されています。
C値=0.7±0.2(c㎡/㎡)
劣化することも踏まえて、良くて 0.5 (c㎡/㎡) で十分。これより性能を上げるのは、コスト、作業効率のバランスによる。
とされています。
大竹工務店としては、
C値=0.3(c㎡/㎡)以下 としています。
納まりによる工夫、部材の選定、数値が出るものも大切ですが、すまいが時を積み重ねていってもなるべく劣化しないものをと考えて納めております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。