こんにちは。
茨城県で大工工務店をしております大竹俊光と申します。
ブログを読みに来てくださりありがとうございます。
今回は、仕上げ作業について書いてみました。
よかったら読んでみてください。
大竹工務店として木材の仕上げ方に使っている方法として大きく3種類あります。
「鉋仕上げ」は、目に良くつくところ、手で触れるところなどで採用しています。
それは、ただそこにあるものとしての存在感以外に、圧倒的な見た目と、触れたときの心地よさをすまいてさんに常に感じていただきたくて。感じるというよりも、癒されて欲しいんです。
「超仕上げ」一瞬で仕上げることができます。
手で使うかんなの歯よりも大きいものが、狂いの少ない素材のガッチリとした台に納められ、ベルトで押し通され、仕上がっていきます。うちでも使うことはありますが、あまり手でさわれない材料(天井材など)の仕上げとして採用しております。
「サンダーがけ」という方法もあります。
紙ヤスリを振るわせ、仕上げ面を削りながら仕上げていく方法もあります。番手を細かくしていくことで、道具の調整なく、仕上げていくことができます。 こちらの仕上げは、床材を仕上げるときに採用しております。表面にある程度の傷が残ることで、オイル仕上げの塗料がより染み込み安く、長く表面を保護してくれます。
ここ最近は、『鉋仕上げ』を手に触れる枠材や、框材などの仕上げ作業をしております。
仕上げ作業としては、木材を削るだけなんですけど、そこまでの準備が大切なんです。
あれだけ仕上げるためには、必要なことがあるんです。
○材料がある程度整っていること
○鉋が整っていること
ー刃が斬れること
ー台が合っていること
それらが大前提で、仕上がっていきます。
材料はある程度機械で製材するので、そこまで気を遣わなくても平気なのですが、鉋を整えることがとても気を使うんです。
仕上げの時、自分が使う鉋は2丁で、その他台の調整に使う鉋が1丁、幅広の鑿が1丁、面取り鉋と多くの刃物を使います。それらが切れる状態でなければなりません。少しでも切れなければ、すぐ研いで切れ味を保ち仕上げなければ、良さを引き出すことはできません。
その他、鉋は木製の台に刃を納めて使います。台も調整しなくてはいけません。
温度、湿度、天気によって大きく動き、その調整は紙1枚よりも薄い精度で調整します。
そんな調整をして、仕上げた材を現場で納めていくんです。
こうして時間をかけて仕上げた材が納まると、とても嬉しくなるんです。
ただ、最近では効率重視で、ある程度の仕上がりで、無難に納めて行けば充分ということも多くありますが、大竹工務店では、譲れないものの一つになっております。
そんなこだわりの仕事には、ひとつの大竹工務店の核となるものがあり、それにそってひとつひとつ決めて、行動しております。
大竹工務店の核となるもの、軸となるものとは。
詳しくはこのページにまとめてあります。
よかったら読んでみてください。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。