こんにちは
これ端材と呼ばれるものなんです。
現場を納めていると、必ずでるもの。
長さ調整や、角度調整のために切った木材。
納める場所に応じて、節を避けたり、割れを避けたり、木材を読みながら切っていき納めていきます。
また無駄が出ないように、端から切り、残りでまた短いところに納められるように考えながら使ったり…。
工夫しながら納めていますが、必ず端材はでます。
また、こちらの木材は、仕上げ材を刻んだときに出たもの。
大きい木材から、必要な大きさに刻む際、出てきた残り。
これも、残しておいて、小さな部材が木取りできるものもあるので、ストックとして残しておきます。
これも取捨選択し、使えないものは、処分します。
そう。
この使えないものが、俗に言う
【ゴミ】
なのですが…。
違うものに生まれ変わるための材料になれば、【材料】になる。
薪ストーブで燃やしたら【燃料】になる。
粉砕して、チップにしても、【燃料】になる。
粉砕して、ぬかるんだ道に敷けば、【商品】になる。
【ゴミ】とは、人が勝手につけただけなんですよね。
ただ、【ゴミ】を【ゴミでないもの】に変えることは、そう簡単なことではなく、道具や、時間がかかるもの。
今回は、まずは資源化の第一歩。
長さを統一し、再利用しやすく、ストックしやすいように、自宅で処理。
45センチの長さにきり、小物を作ったり、棚を作ったりできるようにまとめてみました。または、薪ストーブや、バーベキューなどに使う薪に使えるように処理してみました。
長さを統一して、ボックスに。
長さが足りないものは、ガラ袋に積めて、保管します。
必要な方にお譲りしたり、小物製作の時に使ったり。
それでも時間と、アイデアに限界が…。
気持ちがあっても、想いが強くても、すべてとなるなると、どうしようもないんです。
そこで、登場【中間処分場】
このカラフルな建物が、自宅(工房)から車で5分のところにある信頼する協力業者さんなんです。
こんな見た目なので、海外の観光スポットなの??
というカラフルな建物が並ぶ施設
ここでは、木材だけでなく、ほぼなんでも!!!
まずはここに相談して、【資源化】してもらってます。
中では、少数精鋭で、持ち込まれたものを次の場所へ運びやすく、また無駄なく運べるように作業していただいております。
処理をお願いする前に相談に行ってきました!!
これまで蓄えてきた材料たち。しかしこれからは確実に使わないもの。あっ…。でも、たまーーに、30センチくらいの長さで使ったりする。
そうすると捨てられない。
きれいだからとか、使うかもと思ってとっておいたものが、工房を埋め尽くしていました。
今回、それらを処分するのに、まずは下調べ。
処分するのに単価と、どのように持っていくと効率よくいくのか。
等を工場長と打合せをさせていただきました。
長物なので、このようにまとめて、持っていき処理と自分なりに先回りして準備しておりましたが、間違い。
ほぐすのに一手間かかるので、バラでまとめて持ってこれるならそちらの方がいい。
とのこと。
まとめる手間、まとめる材料をかけて、持っていき、一手間かかり処分する。
いくつもの無駄が存在しておりました。
さらに持ってくるときは、できるだけ隙間なく、かさばらないように。
膨らむ材料は、圧縮して持ってくる。
細かく粉砕して、かさばらないようにできるものは、そのようにまとめて持ってくることで、重さは同じでも、処理していただく一手間が減ることで、処分費用も割安になるようです。
処理する材料を区別すること、混ぜないことが大切。
次にかさばらず、隙間なく持ってくることで、費用を抑えることができる。
大切なことを教えていただきました。
すまいを造るために準備された多くのもの。
それらは、すべてすまいてさまから任せていただき準備したもの
さらには誰かの手で創られたもの
その素材は、地球のどこかにあるものを、組み合わせてつくられたものや、加工して創られたもの。
元を辿ると、地球の一部を、人間の力で変化させ、使っているものなんですよね。
だからこそ、地球から、自然からお借りしているものと言えるのではないかと思っています。
無限ではないものを、有効に、無駄なく使い、全てに責任を持って扱うことが必要だと感じております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
大竹工務店
大竹俊光
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