こんにちは
茨城で大工工務店をやっています 大竹工務店 の 大竹 俊光 と申します。
ブログに来ていただきありがとうございます。
今回は、自分が感じた冬のすまいについて、書いてみました。
今、過ごしている住まいは、祖父の代で建てた作業場の上の、新婚の両親のためのすまい。40年ほど前の建物。雨風しのげるすまい。
そして、今建築工事中のものは、雨、風をしのげ、断熱・気密を高め、『喜びにあふれた、気持ちのいい、季節を感じられる、思い出(紀)を育める、頑丈な城を、自然を感じられる木や自然素材を使い形にしていく。』というすまい。
その2つの住まいを行き来していて感じたことを、まとめてみました。
先日の雪
茨城では、冬にこんなに雪が積もることは稀で、久しぶりな感じでした。
そんな地域でも、冬は寒い。
今住んでいるすまいでは、リビングでは起きる3時間前からエアコン、1時間半前にストーブをつけて、やっと部屋が暖まり始める感じです。ストーブがタイマーでとまってしまうと、すぐに寒さが襲う。エネルギーを浪費しながら命を繋いでいるように感じます。この状態で、節約、地球のことを考えて省エネにとまで考えづらい。
起きるために寝室もエアコンをかけ、起きやすくしています。
そんな住まいでは、おひさまは『明かり』
一方、今工事中のすまいは、断熱、気密をより高めたもの。
その中での作業をしていると、今住んでいるすまいよりも、何も暖房エネルギーを使っていなくても暖かくかんじる。作業していて、上着を脱ぎはじめる。
このすまいでは、おひさまの日差しが心地よい。
この住まいでは、おひさまは『明かり』『暖房』だと感じる。
そんなすまいでの、雪の日。
作業していて、室内は寒さを感じない。
作業のために、窓を開けても、冷たい風を気持ちよく感じるほど。
(ずーっとだと、さすがに寒く感じると思う。)
仮すまいでは厚手の部屋着、暖房の音、どこかスースーする。足は常に冷たい。その中では雪を見ると命の危機を感じる(笑)そのために防寒をしっかりしているので、大げさですが。
そんな仮住まいでは、雪を楽しむなんて、思いも付きませんでした。
しかし、建設中のすまいでは、作業中にも関わらず、
『雪かぁ。なんかきれいだなぁ。季節を感じる。』
など、ゆとりがあり、季節を楽しまるように感じました。
住まいが変われば、日常にも、新たな発見。喜びがあるものだと思います。
すまいをつくる喜びと喜びのあるすまい
とは、すまいの中での体への負担(温度、気温差、空気質、音等)を減らすと、より多くの喜びとの出会いがある。
そんな気づきを与えてくれる雪でした。
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