家の入口の梅の木が、解体している頃は、花をつけ始めていて、まだ肌寒かったのですが、今はもうしっかりと実をつけ始め、季節の変化、時間の経過を感じます。
今日は八溝山(茨城県と福島県の県境にある山)で育った木材たちが運ばれてきました。
今回は、柱がメイン。その他、数本は梁や桁に使われる材料です。
茨城で育った木材を、茨城で製材され、乾燥させ、茨城の材木屋さんにもってきてもらう。
なんだか、とてもいい感じ!!
ただ、いままでは割高に感じていました。
それは海を越えて来る木材のほうが安いので、そう感じていたのです。
今年に入り、その環境が激変しています。
『ウッドショック』
原因は一つではないとされています。
調べてみると、
・コロナの影響で、家に対する考えの変化。アメリカでは、郊外で家を建て、リモートワークをする。新たな住宅を建てるため木材需要が高まり、アメリカに木材が集められている。今までは輸出していた材料も、自国で使い、それでも足りず輸入している
・木材輸送のためのコンテナ不足
・海外からの木材が入りにくくなり国内の材料に集中して、品薄状態。
・買い占めなどがおこり、それにより価格の変動が起きている
みたいです。
自分みたいに小さな工務店にまで、その影響が伝わり、見積もりすら出せるかわからない。出せたとしても一週間違うと持っていけるかわからない。など、とても不安定な状況であると感じています。
そんな中、今日無事に木材が運ばれてきたことに、安心と、感謝の気持ちがいつも以上に感じました。
貴重な資源をバトンで渡されたので、今度は自分たち大工が、無駄なく使い切ること。
そして使い捨てのすまいではなく、代々受け継がれ使い続けて、愛され続けるすまいにするため刻んでいきます。
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