木の良さ
私は、木材が好きです。
大工ということも要因だとは思いますが。
木材の中でも、無垢の木にこだわり、使っています。
この画像の床に使われている材料も、無垢の【杉】です。
杉のオイル塗装仕上げをしています。
杉の特徴は、柔らかく、足ざわりがいいこと。そして、触ると暖かく感じます。
その反面、傷がつきやすいため、床に使うには少し...。という方も。
お引渡しして、3年になります。
お客様より、最初は、へこんでしまった。
落書きしてしまって消せないか。と問い合わせいただき対処させていただきました。
へこみに関しては、濡れたタオルを押し当て、アイロンをあてることで、復元しました。
落書きに関しては、紙やすりで表面を少し削り、けすことで、違和感がなくなりました。
というように、対処が自分でもできること。
そして、経年で、色が変わり、より深みが出てきます。
同じものはどこにもなく、すまい個々で、味わいも変わります。
人間とともに、すまいも共に年を重ね、共に変化していく。
自分はそんなところに、自然を感じ、時間を重ねていると、実感できる気がして、そういうところも好きな理由の一つです。
傷がつきづらく、変化がない。
人間の手で作られた貼物や、プリントのものよりも、
自然で育った木材で、同じものがないもののほうが、すまいでの時間が、豊かなものになると思い、使わせていただいています。
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